ピクニックの残骸『ロンドン・コーリング/Nomad Lifeを生きる』

先週末のバンクホリデーウィークエンドは好天気に恵まれて巷は賑やかだった。

午前9時頃いつものようにウォーキングに出ると公園は普段に比べて人数が断然多い。

ピクニックの場所の陣取りに来ているのだ。ブランケットを敷いてビーチパラソルまで広げている。ここで家族や友人たちとピクニックフードを持ち寄り、1日過ごすのだ。

日本のように手の込んだお弁当を作る習慣はないので、最近ではサンドイッチすら自家製でないケースが多い。あくまでもごくごく庶民の話ではあるが、そうした出来合いのサンドやポークパイ、ソーセージロール、スコッチエッグ、ハム、サラミ、チーズ、あとはフムスなどのディップ類にセロリ、キュウリ、トマト、いちご、ラズベリーなど手軽につまめるものをスーパーで買い漁る。出前のピザを持って来る人たちもいる。

もちろん、上等なパテや何種類もの高価なチーズ、イチゴとシャンペンというポッシュなピクニックも英国のどこかで行われていると思うが、うちの近所では庶民派が主流。

自宅でガーデンパーティーを催すケースも多くバーベキューの美味しそうな匂いがいろいろな方向から漂って来る。

その日は私にも来客があった。そして彼らはピクニックをしたい、と言う。

Oh, No!!と心の中でビビったが、どうも子供の一人が可哀想に右足を骨折していて歩き回れないそうなので、戸外でのピクニックではなく、我が家でピクニックフードを食べよう、と言うことらしい。

混雑する公園でピクニックをしなくて良いことにホッと胸を撫でおろした。

食べ物は持参してくれると言うけど、総勢8人がワイワイと飲み食いするのだ。まぁなんとかなるだろう。昔だったらこんな時は自家製のピザを作ったり、あれもこれも、としたものだったが、最近はなるべく楽をするようにしている。

客の到着後、彼らが持参してくれたピクニックフードを適当に大皿に並べ、冷蔵庫の中の野菜を適当にスティック状に切る。バゲットをこれまた適当にちぎり、バスケットに盛ってものの10分ほどでピクニックフード準備完了。

でも驚いたのはゴミの量だった。プラスティックのパッケージゴミが半端ではない。簡単はいいけれど、これはひどすぎる。恐ろしい。

もちろん後で綺麗に洗って資源ゴミとして出すにしても、だ。

私の屋内ピクニックは無事終了したが、翌朝公園に行くと、、、、

各ゴミ箱付近はまだ回収前のゴミで溢れかえっている。芝生の真ん中に集められたゴミの山を見てもう一度驚愕。

おそらくこれらのゴミはリサイクル分別されることなく一般ゴミとして処理されると思われる。少なくとも自分で出したゴミは自分で持ち帰りゴミ分別してリサイクルするべきだと思うのは私だけなのだろうか?

幸い(?)今週末は曇り時々雨の天気予報でホっとしている。

Photo by Sanorui&NK

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