英国人との温度差『ロンドン・コーリング/Nomad Lifeを生きる』
英国北部のヨークシャーを訪ねた。
気温は22~3度暑くもなく寒くもなく旅行には都合の良い天候だった。
でも夜や日差しが陰ると気温は下がるのでカーディガン、薄いコートは必要。
薄手のスカーフも重宝する。
軽いダウンを着る夏もあることを考えれば、今年の夏は結構良いみたい。
ヨークシャーでは、最初はホテルに2泊し残りの2泊は友人宅にお邪魔した。
予定していたウェイクフィールド出身の女性彫刻家バーバラ・ヘップワース美術館に行く時、友人がホテルまで迎えにきてくれたのだが、ロビーに入って来た彼女の格好を見て英国人との「温度差」を改めて実感! (正しくは体感温度感覚の差なのだけど)
彼女は日本の真夏に着るような薄い薄い綿ローンのブラウス(だけ!)にサブリナパンツ。履物はビーサンでやって来た。私はと言えば、ユニクロのエアリズムのインナーに綿の長袖ブラウス、首には極薄手のカシミアのスカーフを巻き、デニムのスカート、ソックスにスニーカー、薄手のコートまでショルダーに入っている。これで特に暑いと感じない。
道中彼女は暑い暑いと言って、私が以前プレゼントした扇子で火照った顔をパタパタやっている。私の方は膝小僧から太ももにかけて冷えて氷のように冷たくひたすら手のひらで冷えた膝小僧をさすっていると言うのに!
彼女の家には流石にエアコンはないが、(英国の家でエアコンがある家は少ない。必要ないもんね)帰宅するなりダイソンの扇風機をマックスで入れている。
寝るときも、扇風機要る?って聞かれた。もちろん要らないです。
これは彼女が暑がりなのではなく、平均的な英国人女性の温度感だと思う。
日本人の「冷え」と言う感覚を説明するのが非常に難しい。
イタリア人は、「Colpo di Freddo」と言って「冷え」に該当する言い回しがあるのでわかってもらえやすいし、寒がりのことを「Freddorosa/o」と言う。
でも考えればイギリスであんまり聞いた記憶がない、寒がりって何て言うんだろうか?
cold-natured ? extremely sensitive to the coldとか???? なんかピンと来ない。
冬になると湯タンポとかは使う人もいるから寒がりはもちろん存在すると思うが。
とにかく私の知る限り、皆さん薄着でも冷えてなさそう。
Photo by Sanorui&NK