『Investigations 』by Christian Marclay『ロンドン・コーリング/Nomad Lifeを生きる』
今年も11月17日ー11月25日、英国西ヨークシャーの主要都市ハダスフィールドで
『ハダスフィールド現代音楽祭』が開催される。
本年度の主要アーティストの一人、クリスチャン・マークレイによる20台のピアノと20人のピアニストのための 『Investigations』の世界初演があり、それに参加する。
https://hcmf.co.uk/event/christian-marclay-investigations/
参加する20人のピアニストには、予め初演の1ヶ月ほど前に、ピアノの鍵盤と演奏する手、あるいはそこに添えられた手などの多種多様な白黒写真100枚が配られた。
ピアニストの役目は、各々の写真では何が演奏されているのか?そこではどんな音が響いているのだろうか?写真を解読し写真の下にある五線譜に音符を書き入れ、当日それを演奏する、というもの。20人が同時にそれぞれの音楽の断片を演奏するので、おそらくカコフォニー以外の何物でもない、と想像するが、、、
先週ようやく100枚の写真の『解読』を終えた。20人のピアニストのバックグラウンドは、クラッシック、ジャズ、フリージャズなどなど全く違うので、皆さんどういう解読をなさったのか興味深い。
初演前日のリハーサルまでは、実際に何が起こるのかはわからない。
スリル満点。