キツネの都会生活『ロンドン・コーリング/Nomad Lifeを生きる』

静かな土曜日の昼下がり、家で仕事をしていると外からチューチュー、プニョプニョ、チューチュー、と奇妙な音が聞こえてくる。何事かと2階の窓から外を見ると、隣人の庭の植木の茂みのあたりで、何と子狐がゴムボールのようなもので遊んでいる!プラスチックのアヒルのオモチャで押すとチュウチュウ空気音が出るものがあるが、そのてのもので、水色のテニスボールくらいの大きさのオモチャだ、それをくわえて頭を左右に振っては、時々落とす、落とすと追っかけ回している。子犬の遊び方と同じだ。

だいたいキツネのファミリーは寝ている時間のはずなのに、こんな真昼間に遊び呆けているとお母さんに叱られるよ~。

ロンドンでキツネが徘徊している姿を見かけるのは珍しいことでは無い。

でも基本的には夜行性なので、当然昼間はあまり見かけない。

深夜、どこかの猫とナワバリ争いで戦っているらしい、けたたましい鳴き声がしょっちゅう聞こえてくるし夜は忙しくしているはずだ。

なのに子狐が昼間遊んでいるということは、人間で言うとティーンエイジャーの夜遊びに相当するだろう。この子は母キツネが寝ている間に巣穴を抜け出して昼遊びに興じているのだ。

 

こんな大都会のキツネの生活に田舎のキツネ達は憧れるのだろうか? 

ロンドンでは食べ物もいっぱいあるしおもちゃで昼遊びも出来るんだって、と風の噂が立っているかもしれない、、、

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