2018-01-01から1年間の記事一覧

クリスマス・ラッピング『ロンドン・コーリング/Nomad Lifeを生きる』  

何年かぶりでクリスマスを英国で過ごす。本来のクリスマスとは関係のない日本でのお祭り騒ぎも不思議だったが、この国のクリスマスへ向けてのエネルギーは半端ないことを再認識している。BREXIT問題で国家不安の状況にあるのに、政治家もクリスマス年末年始…

風邪を早く治す方法『ロンドン・コーリング/Nomad Lifeを生きる』

久しぶりに風邪をひいた。ノドのイガイガから始まり熱はなかったので、インフルではなく単なる風邪、これは身体の自浄作用だ、身体も師走の大掃除ね!とかすっごいポジティブに捉えてたのに、、、2、3日後にはそんなPositive thinkingははるか彼方へ。 前…

ロンドンの呑み込み魔『ロンドン・コーリング/Nomad Lifeを生きる』

先日、街中のデパート内に設置されたATMで日本の某銀行のデビットカードでお金をおろそうとしたらピンコードの4桁の数字の操作の時点で、機械がフリーズしてしまった。すぐにキャンセルのボタンを押すが、全く反応がない。 私のデビットカードを呑み込んだ…

『Investigations 』by Christian Marclay『ロンドン・コーリング/Nomad Lifeを生きる』

今年も11月17日ー11月25日、英国西ヨークシャーの主要都市ハダスフィールドで 『ハダスフィールド現代音楽祭』が開催される。 本年度の主要アーティストの一人、クリスチャン・マークレイによる20台のピアノと20人のピアニストのための 『Investigations…

Free Paper『ロンドン・コーリング/Nomad Lifeを生きる』

フリーペーパー(無料配布の新聞)が、頑張っている。 朝のラッシュ時に配布される『Metro』午後3時頃から配布の『Evening Standard』 などが主流である。 その昔は『Evening Standard』は買っていたので、無料で配布されると得した気分になるのは年代のせい…

ガイ・フォークス・ディ『ロンドン・コーリング/Nomad Lifeを生きる』

昨日はガイ・フォークス・ディだった。 11月5日に行われる英国の古い風習で花火や爆竹を鳴らして焚き火をする。 私がこの国に学生として来た頃は、こども達が地下鉄の駅など街角で、バケツを手に 「ペニー・フォー・ザ・ガイ(Penny for the Guy )』と言いな…

天国の門が開く日『ロンドン・コーリング/Nomad Lifeを生きる』

旅が続いた10月は、アッと言う間に過ぎてしまいこのブログもご無沙汰してしまった。 今朝の公園はひっそり静かで小雨が落ち葉に降るポツポツという音だけ。 昨日はハロウィーンで、子供達の賑やかな声が夜結構遅くまで通りに響いていた。 昨夜なんとなく上手…

今日のロンドンはインディアンサマーなのに『ロンドン・コーリング/Nomad Lifeを生きる』

2、3日前まで寒くて暖房を入れる気温が続いたが、昨日くらいから晴天で日中の気温が二桁、20度を少し上回るくらいに暖かい素晴らしいインディアンサマーである。 雲一つない青空、うちの中にいるのは絶対に勿体無いお天気。これからの季節ロンドンでは太陽…

新たな挑戦『ロンドン・コーリング/Nomad Lifeを生きる』

年齢と共に一日、1週間、1ヶ月、一年と時の流れを早く感じる。 年々、楽器の練習時間の捻出に頭を悩ませるようになってきた。若いときは本当に文字通り1日を練習に捧げることが出来た。練習することが勉強であり仕事だった。 1日の長さは同じなのに、この…

気持ちはわかるけど『ロンドン・コーリング/Nomad Lifeを生きる』

アイルランドのダブリン空港で飛行機の搭乗に間に合わなかった男がターミナルドアを押し開けパイロットに待ってくれ~~と叫びながら飛行機へ走ってゆこうとして捕まった。と今朝のニュースで報道していた。 遅れるなっ!つーの、まったく。

ロンドンの秋晴れ『ロンドン・コーリング/Nomad Lifeを生きる』

昨夜の強風と雨でこんなに空が綺麗。 天からプレゼントが届きそう。 Photo by Sanorui&NK

Blessing『ロンドン・コーリング/Nomad Lifeを生きる』

ゴージャスな秋の空。深~く深呼吸。 Photo by Sanorui&NK

もう無い店『ロンドン・コーリング/Nomad Lifeを生きる』

日本で気に入っていた店がある。ワインバーなのだが、 気軽にワインが飲める店で女性一人でも気後れする必要もなく、赤ちゃんを連れて来る若い女性もいたし、近くの大学で教えている外人教授たちにも人気があった。 カジュアルだけど誰からも邪魔されずに静…

割り切れない音楽・柱を見つける『ロンドン・コーリング/Nomad Lifeを生きる』

私が演奏活動を始めた頃の英国は、筋金入りに保守的で、シェーンベルク、アルバン・ベルク、ウェーベルンなどの新ウィーン楽派でさえ「現代音楽」と思われていて、ウィーン楽派のシューベルトと新ウィーン楽派のウェーベルンを合わせて演奏するというような…

キツネの都会生活『ロンドン・コーリング/Nomad Lifeを生きる』

静かな土曜日の昼下がり、家で仕事をしていると外からチューチュー、プニョプニョ、チューチュー、と奇妙な音が聞こえてくる。何事かと2階の窓から外を見ると、隣人の庭の植木の茂みのあたりで、何と子狐がゴムボールのようなもので遊んでいる!プラスチッ…

合意なきEU離脱に備えた文書公開『ロンドン・コーリング/Nomad Lifeを生きる』

合意のないまま離脱を迎えるという、いわゆるHard Brexit の「万が一の事態」に備えるための文書の一部が公開された。 EUとの貿易に関税がかけられれば、英経済は大きな打撃を受ける。 金融サービスではカード支払いのコストが増すことが予想される。 EU枠内…

「香り」は無口な音楽家『ロンドン・コーリング/Nomad Lifeを生きる』

音楽家としてそしてまた調香師として活躍している大学時代の友人がいる。 まだ暑かった日曜日の午後久しぶりの再会を果たしたのだが、後日その再会の日のきれいな夜空と夏の夜の幸福感をイメージしたという、私のために特別にブレンドした香水をプレゼントし…

マン・ドッグ・ウォッチング『ロンドン・コーリング/Nomad Lifeを生きる』

動物好きの英国では犬や猫を飼っている人が多い。お散歩中の飼い主と飼い犬を見るのが結構楽しい。 最近1つの傾向に気がついたことがある。 ミドルクラスの白人の多くが中~大型犬、例えばゴールデンレトリバーやラブラドール、スコテュシュボーダーコリー…

客観的な風景『ロンドン・コーリング/Nomad Lifeを生きる』

腰と膝をやられてしまったようだ。専門家に聞いたところ、無理しない程度に動いた方が良いということなので、ウォーキングに出たが、なんだかやはり調子が良くない。 公園のベンチに座ってただボンヤリしていると、走る人、散歩中の犬、乳母車の赤ん坊が、左…

Ave Maria by Noa『ロンドン・コーリング/Nomad Lifeを生きる』

先日のブログでイスラエルのシンガー、アヒノアム・ニニ(通称ノア)について書いたが、彼女が歌っているグノー作曲のアヴェ・マリアは、彼女自身の詞で、素直な飾り気のない言葉で願いが込められている。 明日8月15日はイタリアではFerragotoと言う祝日で聖…

文字通り「立秋」『ロンドン・コーリング/Nomad Lifeを生きる』

突然秋になった。本当に唐突で容赦なく。 日本の立秋の日の辺りから文字通りで驚いている。 気温は17度から20度程度で空はドンヨリの時が多い。太陽が出れば、日差しはまだ暑いが、それでも光が秋っぽい。カーディガンにジャケット無しでは外は寒い。 日本は…

イスラエル時代:シンガーNoaについて『ロンドン・コーリング/Nomad Lifeを生きる』

私はイスラエルに1991年1月~1998年10月まで住んだ。 私の住んだ時代は、湾岸戦争の勃発という大変な時期から、PLOとの和平合意、中東平和のイリュージョンを垣間見た劇的な時期であった。 2016年4月7日の東京新聞夕刊に「混迷のイスラエル 歴史…

音楽家の練習場所『ロンドン・コーリング/Nomad Lifeを生きる』

音楽家が抱える深刻な事情。それは練習時の音出し問題。防音の音楽室を自宅に完備している音楽家は少数派だろうから、音を出す「ご近所迷惑な」ミュージシャンは、苦労して練習の時間帯や練習場所の工面に悩む。私もその一人だ。 現在ロンドンでの自宅練習に…

イライラ『ロンドン・コーリング/Nomad Lifeを生きる』

日本の危険な暑さや台風被害、今月初めの近畿地方土砂災害の悲惨さはロンドンでも報道された。今まで聞いたこともなかったスウェーデンの森が火事になり、ギリシャでも死者多数の大変な火災が起こった。北半球がカラッカラなのだろう。 英国も1976年以来の暑…

シンプルな食事『ロンドン・コーリング/Nomad Lifeを生きる』

久しぶりにイタリアはミラノを訪問した。 姉妹のように親しい友人ルクレツィアとの再会が目的だった。かなり長い間実際に会うことはなかったのだが、お互いまだ若く人生の形成期とも呼べる時期からの仲なので、全くと言って良いほど会えなかった時間のギャッ…

Pause その3:Antonio Machado『ロンドン・コーリング/Nomad Lifeを生きる』

スペインの詩人アントニオ・マチャード(1875 - 1939 ) のナゾナゾ。 “Between living and dreaming there is a third thing Guess it. “ ”生きることと夢見ることの間に、第3のものがある。想像してみてごらん。” 前回のブログ、Pause その2に載せたアメリ…

Pause その2:Naomi Shihab Nye『ロンドン・コーリング/Nomad Lifeを生きる』

アメリカの女流詩人 Naomi Shihab Nye のContemporary Authorsインタビューより “I have always loved the gaps, the spaces between things, as much as the things. I love staring, pondering, mulling, puttering. I love the times when someone or som…

英国人との温度差『ロンドン・コーリング/Nomad Lifeを生きる』

英国北部のヨークシャーを訪ねた。 気温は22~3度暑くもなく寒くもなく旅行には都合の良い天候だった。 でも夜や日差しが陰ると気温は下がるのでカーディガン、薄いコートは必要。 薄手のスカーフも重宝する。 軽いダウンを着る夏もあることを考えれば、今年…

Walking Music『ロンドン・コーリング/Nomad Lifeを生きる』

朝のウォーキング時に聴く音楽について。 最近偶然選んだジプシーキングのグレイテスト・ヒッツを聴きながら歩いた。歩く速さがいつもよりかなり増している。スロージョギングくらいの速さだ。歩くスピードが音楽のリズムや速度に影響されるのはごく自然で当…

クリスティアーノ・ロナウドの集中力『ロンドン・コーリング/Nomad Lifeを生きる』

ワールドカップ開催中! 先日のポルトガルースペイン戦でスコア2対3とスペインがリード、ゲーム終了まであと2分というところで、ポルトガルのロナウドがフリーキックを見事に決めてドローに持ち込みゲーム終了した。この緊迫したフリーキックは世界中のニ…