ニューノーマルを目指して『ロンドン・コーリング/Nomad Lifeを生きる』

ロックダウン6週目久しぶりの雨天の今日。今後2週間ほどの天気予報は曇りの日が多そうだ。気温も今日は一桁なので暖房を入れている。 ロックダウンと同時に雲ひとつない晴天がずっと続いていたロンドン。夏時間で陽もうんと長くなったそのタイミングで、自…

COVID-19こんな日が来るとは、、不自然な静寂 『ロンドン・コーリング/Nomad Lifeを生きる』

本当に長い間、何も書かなかった。書けなかったと言った方が正しいかもしれない。今年1月中旬にロンドンの音楽、シアター、アートの中心となっているサウスバンクセンターが毎年シリーズで行っているインターナショナル・ピアノ・シリーズの一環でリサイタル…

宙ぶらりんな日常『ロンドン・コーリング/Nomad Lifeを生きる』

クリスマスが怒涛のように押し寄せ、アッと言う間に終わってしまった。 私は傍観者のように、一歩下がってそのドラマが過ぎ去っていくのを見ていた気がする。 そして今、次の大晦日新年の波が来る、その狭間でナギのような時間を過ごしている。何だか宙ぶら…

聞いて!介護現場ケアラーの声『ロンドン・コーリング/Nomad Lifeを生きる』にようこそ!

日本に私の知り合いで私より歳はうんと若いが人としての在り方にいつも心打たれる女性がいる。母親を癌で早く亡くし一人取り残された彼女。今は自身もシングルマザーとして高校生の娘さんを大切に育ている。彼女のように繊細かつ孤高とも言える人としての在…

I Love Darcie!ヨガ再び『ロンドン・コーリング/Nomad Lifeを生きる』

随分ご無沙汰してしまったブログ。ご無沙汰している間に夏は去り、あたりはすっかり秋だ。落ち葉が歩道に舞う季節になった。 ヨガの練習を再開した。かれこれ2ヶ月近くなる。 左膝のMRIを6月にした結果、半月板裂傷、変形関節症も片側が4度とあまりよろし…

自由であること『ロンドン・コーリング/Nomad Lifeを生きる』

一番辛く苦しいと感じることは何か? こんな質問を受けた。とっさに答えられなかった。ある意味哲学的な質問にも思えるし、、、、どんな時やことが一番辛く苦しいかなぁ、、、大切な人を失った時?海外で暮らす孤独だろうか?仕事がうまくいかない時?それと…

重度自閉症で盲目の教え子を持つこと『ロンドン・コーリング/Nomad Lifeを生きる』

ここしばらくやる気がない。頭の中はやたら忙しくグルグルと考え事で脳みそが凝ってガチガチな感じがするのに、実際何か行動しようとするとナ~~~ンにもやる気が出てこない。 何が原因なのだろう。 確かに来客が続いたり、忙しい日が続いていた。 何をする…

同郷の観葉植物と暮らす『ロンドン・コーリング/Nomad Lifeを生きる』

つい最近、近くの園芸店でミニチュアの鉢にあまり見かけない変わった植物があったので購入した。お店の人によるとコルクスクリュー・ラッシュという名の植物だそう。ネットで調べると葉?茎?がコルクスクリューのように螺旋状に伸びるのでその名がついたら…

スリリングなお出かけ『ロンドン・コーリング/Nomad Lifeを生きる』

先日所用で地元の最寄り駅からいつものとは逆の下り方面への地下鉄に乗った。 上りは文字通り地下を走るが、下りはこの最寄り駅から地上を走る。 因みにこの路線はこの駅から3つ目辺りに犯罪などが多く発生する悪名高きエリアを通過するのだが、まぁ昼間だ…

ルーカの旅立ち『ロンドン・コーリング/Nomad Lifeを生きる』

赤ん坊の時から知っている19歳のルーカ君が今日ニュージーランドへと向けて旅立つ。ワーキングホリデーで一年のビザを取得したそうだ。 私が英国への留学のために旅立ったのも19歳だった。 日本から英国は遠い。英国からニュージーランドも遠い。 いくら…

微笑ましいグローバル化『ロンドン・コーリング/Nomad Lifeを生きる』

昨日地下鉄の車内でインド人の親子3人仲良く並んで座ってお弁当を食べているのを見かけた。それもこちらの和系弁当を提供するお店の巻き寿司弁当をお箸を使って召し上がっている。車内でサンドイッチやお菓子を貪っている人はよく見かけるがスシ弁当をお箸…

今日から夏時間『ロンドン・コーリング/Nomad Lifeを生きる』

3月31日英国では夏時間に切り替わった。これからどんどん陽が長くなる開放感のある季節がやって来た。 去年の今頃からずっと2019年3月29日に英国はEU離脱するものと思って来たのだが、いまだに動向がはっきりしない。もしかしたら早々に同意なし離脱してしま…

意外と大人げない英国政治『ロンドン・コーリング/Nomad Lifeを生きる』

英国の政治と聞くと質実剛健、秩序正しく渋い大人のイメージがあるが、これが大間違いな印象であったことに気づかされたのがBREXIT/EU離脱を巡る壮絶で大混乱を引き起こしているこの国の政治家達だ。 メイ首相も最初はこれだけみんなから叩かれながらも、ま…

ハンドケアと「闇夜の恋」『ロンドン・コーリング/Nomad Lifeを生きる』

先月誕生日プレゼントに友人から「演奏家は手のケアは真剣にやるでしょう?」と高価なハンドクリームをもらった。 手のケアの話から祖母のことを思い出した。 和裁の先生をしていた祖母。 器用な手。親指の爪が小さくて四角いのが印象的だった。 その手は白…

ギックリ膝で悟ったこと『ロンドン・コーリング/Nomad Lifeを生きる』

長いことブログを書けずにいたが、今日は『ギックリ膝』の話。 ギックリ『腰』ならぬ『膝』。私が勝手につけた呼び名だが、私が患ったのはいわゆる捻挫である。でも感覚的にギクッとなったところがギックリ腰のようだったので、そう呼ぶことにした。 風邪・…

自分だけのピアノ・マインドフルな時間『ロンドン・コーリング/Nomad Lifeを生きる』

ロンドンでは現役のスーツ姿のサラリーマンが、昼休みの一部を割いてオフィス近くの練習スタジオでポツリポツリと一音ずつ練習しているのをよく見かける。アメリカでも当時の住まいの近所には夜仕事から帰ると必ずショパンの曲、それも同じ曲しか弾かない銀…

小さな願い『ロンドン・コーリング/Nomad Lifeを生きる』

何年か前、スコットランドの小さな村で開催されたフェスティバルに出演した時、コンサートの後、知らない女性が楽屋に訪ねて来た。 「私は3年前に5歳の息子を事故で亡くしました。目の前で事故にあって死んだのです。私は我が子を助けてやることが出来なか…

スノードロップ(待雪草)『ロンドン・コーリング/Nomad Lifeを生きる』

朝起きると雨が降っている。まだ体調もすっきりしないから今日はウォーキング中止!と思っていたら午前9時頃雨はパタリと止み、外は珍しく輝かしい陽射しの晴天。 急遽着替えてウォーキングに出ると、いつものルートで今年初めてのスノードロップ(待雪草)…

「ドナ・タート」で始まった2019年『ロンドン・コーリング/Nomad Lifeを生きる』

2019年が明けてもう2週間経った。 数日前にドナ・タート著『ゴールドフィンチ』を読み終えた。 この長編を読み終える頃にはクリスマス直後に襲われたインフルエンザから立ち直るだろうと思っていたのだが、生憎まだ100パー回復していない。インフルエン…

『ゴールド・フィンチ』と共に『ロンドン・コーリング/Nomad Lifeを生きる』

クリスマスの翌々日夕食を食べ終えた頃から節々の痛さが気になり始めた。立ち上がろうとすると腿の筋肉が痛む。筋力が何故こうも急に衰えるの~~!加齢を呪いながら頑張ってストレッチをしたりしたが、あんまり効果ない。 背中がゾクゾク寒くてもう一枚羽織…

クリスマス・ラッピング『ロンドン・コーリング/Nomad Lifeを生きる』  

何年かぶりでクリスマスを英国で過ごす。本来のクリスマスとは関係のない日本でのお祭り騒ぎも不思議だったが、この国のクリスマスへ向けてのエネルギーは半端ないことを再認識している。BREXIT問題で国家不安の状況にあるのに、政治家もクリスマス年末年始…

風邪を早く治す方法『ロンドン・コーリング/Nomad Lifeを生きる』

久しぶりに風邪をひいた。ノドのイガイガから始まり熱はなかったので、インフルではなく単なる風邪、これは身体の自浄作用だ、身体も師走の大掃除ね!とかすっごいポジティブに捉えてたのに、、、2、3日後にはそんなPositive thinkingははるか彼方へ。 前…

ロンドンの呑み込み魔『ロンドン・コーリング/Nomad Lifeを生きる』

先日、街中のデパート内に設置されたATMで日本の某銀行のデビットカードでお金をおろそうとしたらピンコードの4桁の数字の操作の時点で、機械がフリーズしてしまった。すぐにキャンセルのボタンを押すが、全く反応がない。 私のデビットカードを呑み込んだ…

『Investigations 』by Christian Marclay『ロンドン・コーリング/Nomad Lifeを生きる』

今年も11月17日ー11月25日、英国西ヨークシャーの主要都市ハダスフィールドで 『ハダスフィールド現代音楽祭』が開催される。 本年度の主要アーティストの一人、クリスチャン・マークレイによる20台のピアノと20人のピアニストのための 『Investigations…

Free Paper『ロンドン・コーリング/Nomad Lifeを生きる』

フリーペーパー(無料配布の新聞)が、頑張っている。 朝のラッシュ時に配布される『Metro』午後3時頃から配布の『Evening Standard』 などが主流である。 その昔は『Evening Standard』は買っていたので、無料で配布されると得した気分になるのは年代のせい…

ガイ・フォークス・ディ『ロンドン・コーリング/Nomad Lifeを生きる』

昨日はガイ・フォークス・ディだった。 11月5日に行われる英国の古い風習で花火や爆竹を鳴らして焚き火をする。 私がこの国に学生として来た頃は、こども達が地下鉄の駅など街角で、バケツを手に 「ペニー・フォー・ザ・ガイ(Penny for the Guy )』と言いな…

天国の門が開く日『ロンドン・コーリング/Nomad Lifeを生きる』

旅が続いた10月は、アッと言う間に過ぎてしまいこのブログもご無沙汰してしまった。 今朝の公園はひっそり静かで小雨が落ち葉に降るポツポツという音だけ。 昨日はハロウィーンで、子供達の賑やかな声が夜結構遅くまで通りに響いていた。 昨夜なんとなく上手…

今日のロンドンはインディアンサマーなのに『ロンドン・コーリング/Nomad Lifeを生きる』

2、3日前まで寒くて暖房を入れる気温が続いたが、昨日くらいから晴天で日中の気温が二桁、20度を少し上回るくらいに暖かい素晴らしいインディアンサマーである。 雲一つない青空、うちの中にいるのは絶対に勿体無いお天気。これからの季節ロンドンでは太陽…

新たな挑戦『ロンドン・コーリング/Nomad Lifeを生きる』

年齢と共に一日、1週間、1ヶ月、一年と時の流れを早く感じる。 年々、楽器の練習時間の捻出に頭を悩ませるようになってきた。若いときは本当に文字通り1日を練習に捧げることが出来た。練習することが勉強であり仕事だった。 1日の長さは同じなのに、この…

気持ちはわかるけど『ロンドン・コーリング/Nomad Lifeを生きる』

アイルランドのダブリン空港で飛行機の搭乗に間に合わなかった男がターミナルドアを押し開けパイロットに待ってくれ~~と叫びながら飛行機へ走ってゆこうとして捕まった。と今朝のニュースで報道していた。 遅れるなっ!つーの、まったく。