ハンドケアと「闇夜の恋」『ロンドン・コーリング/Nomad Lifeを生きる』
先月誕生日プレゼントに友人から「演奏家は手のケアは真剣にやるでしょう?」と高価なハンドクリームをもらった。
手のケアの話から祖母のことを思い出した。
和裁の先生をしていた祖母。
器用な手。親指の爪が小さくて四角いのが印象的だった。
その手は白くて柔らかくてホチャホチャしてた。
「今だって『闇夜なら恋』は出来るよ」と祖母。
小学生の私にはハテナマークが残ったが
何となくその言葉がずっと記憶に残っているということは
子供ながらにジューシーな言葉なんだって感じたのだろう。
その私も『闇夜の恋』のお年頃。
明治生まれの祖母の言葉はかなり飛んでる言葉だったんだなぁとつくづく思う。
Photo by Sanorui&NK