2018-08-01から1ヶ月間の記事一覧

キツネの都会生活『ロンドン・コーリング/Nomad Lifeを生きる』

静かな土曜日の昼下がり、家で仕事をしていると外からチューチュー、プニョプニョ、チューチュー、と奇妙な音が聞こえてくる。何事かと2階の窓から外を見ると、隣人の庭の植木の茂みのあたりで、何と子狐がゴムボールのようなもので遊んでいる!プラスチッ…

合意なきEU離脱に備えた文書公開『ロンドン・コーリング/Nomad Lifeを生きる』

合意のないまま離脱を迎えるという、いわゆるHard Brexit の「万が一の事態」に備えるための文書の一部が公開された。 EUとの貿易に関税がかけられれば、英経済は大きな打撃を受ける。 金融サービスではカード支払いのコストが増すことが予想される。 EU枠内…

「香り」は無口な音楽家『ロンドン・コーリング/Nomad Lifeを生きる』

音楽家としてそしてまた調香師として活躍している大学時代の友人がいる。 まだ暑かった日曜日の午後久しぶりの再会を果たしたのだが、後日その再会の日のきれいな夜空と夏の夜の幸福感をイメージしたという、私のために特別にブレンドした香水をプレゼントし…

マン・ドッグ・ウォッチング『ロンドン・コーリング/Nomad Lifeを生きる』

動物好きの英国では犬や猫を飼っている人が多い。お散歩中の飼い主と飼い犬を見るのが結構楽しい。 最近1つの傾向に気がついたことがある。 ミドルクラスの白人の多くが中~大型犬、例えばゴールデンレトリバーやラブラドール、スコテュシュボーダーコリー…

客観的な風景『ロンドン・コーリング/Nomad Lifeを生きる』

腰と膝をやられてしまったようだ。専門家に聞いたところ、無理しない程度に動いた方が良いということなので、ウォーキングに出たが、なんだかやはり調子が良くない。 公園のベンチに座ってただボンヤリしていると、走る人、散歩中の犬、乳母車の赤ん坊が、左…

Ave Maria by Noa『ロンドン・コーリング/Nomad Lifeを生きる』

先日のブログでイスラエルのシンガー、アヒノアム・ニニ(通称ノア)について書いたが、彼女が歌っているグノー作曲のアヴェ・マリアは、彼女自身の詞で、素直な飾り気のない言葉で願いが込められている。 明日8月15日はイタリアではFerragotoと言う祝日で聖…

文字通り「立秋」『ロンドン・コーリング/Nomad Lifeを生きる』

突然秋になった。本当に唐突で容赦なく。 日本の立秋の日の辺りから文字通りで驚いている。 気温は17度から20度程度で空はドンヨリの時が多い。太陽が出れば、日差しはまだ暑いが、それでも光が秋っぽい。カーディガンにジャケット無しでは外は寒い。 日本は…

イスラエル時代:シンガーNoaについて『ロンドン・コーリング/Nomad Lifeを生きる』

私はイスラエルに1991年1月~1998年10月まで住んだ。 私の住んだ時代は、湾岸戦争の勃発という大変な時期から、PLOとの和平合意、中東平和のイリュージョンを垣間見た劇的な時期であった。 2016年4月7日の東京新聞夕刊に「混迷のイスラエル 歴史…