ロンドンの呑み込み魔『ロンドン・コーリング/Nomad Lifeを生きる』
先日、街中のデパート内に設置されたATMで日本の某銀行のデビットカードでお金をおろそうとしたらピンコードの4桁の数字の操作の時点で、機械がフリーズしてしまった。すぐにキャンセルのボタンを押すが、全く反応がない。
私のデビットカードを呑み込んだまま操作画面にはOUT OF ORDER故障のサインが現れ、私のカードが戻って来る気配はない。
ATMの機械にあるコールセンターに電話をすると、あなたの銀行に連絡してカードを再発行してもらって下さい。規則により呑み込まれたカードはお返しすることは出来ませんので、と言う。
地元の銀行のカードならいざ知らず日本のものですよ、手続き大変なんだから!どうしてくれるんですか!と必死に迫ったが、カードは返せません、あなたの銀行でカードを再発行してもらって下さい、と同じことをオウムのように繰り返すだけだ。申し訳ないの一言も何もない!
Sorryと言ってしまえば、自らの非を認めることになるので、言わないのだろうか。
大変な目にあってお気の毒に思ってます的な、言い方は出来るだろうにそれもない。
たまたまこのスタッフが愛想がないのだけかもしれないが、抗議を続けてもラチが開かないので、取り敢えず電話を切った。
デパートの店員にも事情を話すと、(デパート側にはこの ATMへのアクセス権も責任もないことが、機械に明記されていたが)このATMは問題が多いんです。お客様が初めてではなくしょっちゅうあるんで、はっきり言ってこの機械は撤去して欲しいと思っているんですよ、と言う。
その店員さんはとても親身に私の話を聞いてくれた。そう言う時って人の優しさが身に沁みますよね。とにかく先ずはセキュリティ上、カードを止めないと怖いので、他の用事はキャンセルし、家に戻ってオンラインで日本の銀行へ海外紛失届けを出しカードのキャンセルの手続きをした。
再発行した新しいカードが日本での登録住所に届いても、こちらに郵送してもらうと言う手間がかかるし、郵便が届くかも心配なので、まだ新しいカードをどうするかは、決めていない。
全く厄介だ。
昨日は昨日で、駐車代金を払おうと、パーキングミーターに1ポンドコインを3個入れても機械が反応しない!コイン返却ボタンを押しても、反応ない、ドンドン機械を叩いたが、全くこのパーキングミーターは微動だにしない。結局私は3ポンドを機械にちょろまかされたのである。
こう言う時に限っていつもそこらへんをウロウロしている駐車管理人も居ない。
まったく、、、、、何のなの、この国は~~~!
連日朝から夕方のように暗い日が続いているロンドンの空を恨めしく見上げた。
Photo by Sanorui&NK