同郷の観葉植物と暮らす『ロンドン・コーリング/Nomad Lifeを生きる』

つい最近、近くの園芸店でミニチュアの鉢にあまり見かけない変わった植物があったので購入した。お店の人によるとコルクスクリュー・ラッシュという名の植物だそう。ネットで調べると葉?茎?がコルクスクリューのように螺旋状に伸びるのでその名がついたらしい。

もっと調べると日本名はラセンイと言って畳を作る「い草」の変異種だということも判明。日本が原産と思うと急に親近感が増した。今1番のお気に入りの植物である。

湿地に生息するので池の淵とかに植えると良いらしい。

私は風呂場に飾ることにした。水も毎日欠かさずあげている。

購入当時のプラスチックのミニチュア鉢は如何せん窮屈そうなので、別の鉢に移してやったら

途端に成長し始めた。毎日グングン伸びて当初、葉/茎が3~4センチほどだったのに今では

20センチほどにもなって驚いている。なんだかその変わった形姿が最高にカッコ良い!

Photo by Sanorui&NK

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スリリングなお出かけ『ロンドン・コーリング/Nomad Lifeを生きる』

先日所用で地元の最寄り駅からいつものとは逆の下り方面への地下鉄に乗った。

上りは文字通り地下を走るが、下りはこの最寄り駅から地上を走る。

因みにこの路線はこの駅から3つ目辺りに犯罪などが多く発生する悪名高きエリアを通過するのだが、まぁ昼間だしあまり気にせず乗ったのだが、乗ってから車内に他に乗客が一人もいない事に気付いた。エ、これってまさか車庫行きの電車じゃないよね?って疑いたいくらいガラ~~~ンとしている。しばらくすると次の駅名を告げるアナウンスがあったので、まずは一安心。

でも一人っぽっちで電車に乗っているのがこんなに心細いとは思いも寄らなかった。

ましてや次の次の駅はあそこだし、、、、

その駅から誰か怖そうな人たちが乗ってきたらどうしよう、、、

日本の満員電車も大変だけど、このヒヤヒヤ感もかなり心臓に悪い。

やはり極端なことはよくない。何事も適度なのが良い。

幸い何事もなく無事所用を済ませる事ができてホッと胸をなでおろしたが、

久しぶりに緊張感あふれるお出かけだった。でももう一人電車はコリゴリ。

Photo by Sanorui&NK

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ルーカの旅立ち『ロンドン・コーリング/Nomad Lifeを生きる』

赤ん坊の時から知っている19歳のルーカ君が今日ニュージーランドへと向けて旅立つ。ワーキングホリデーで一年のビザを取得したそうだ。

私が英国への留学のために旅立ったのも19歳だった。

日本から英国は遠い。英国からニュージーランドも遠い。

いくらスマホやアプリ各種で随時コンタクトがとれるとしても距離は距離だ。

自分が初めてロンドンへ旅立つ日、私は何の不安もなかったことをよく覚えている。

母がどんなにか寂しく心配な思いをしていたかも、あんまり考えつかなかった。

これから向かう未知の世界への冒険にワクワクし若者らしいエネルギーに満ちていた。

「知らぬが仏」とはよく言ったもので、その後の苦労は思いもつかなかった。

今さっきルーカに応援のテキストメッセージを送ったのだが、彼の母親の気持ちを慮るとこちらも心が痛む。

今朝ようやくあの日の母の気持ちが肌でわかった気がする。

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微笑ましいグローバル化『ロンドン・コーリング/Nomad Lifeを生きる』

昨日地下鉄の車内でインド人の親子3人仲良く並んで座ってお弁当を食べているのを見かけた。それもこちらの和系弁当を提供するお店の巻き寿司弁当をお箸を使って召し上がっている。車内でサンドイッチやお菓子を貪っている人はよく見かけるがスシ弁当をお箸でって言うのはあんまりない。それもインド人、奥様はサリーを着ていた。それくらい典型的なインド人と日本食はあまりアソシエートしなかったのは私だけか、、、

無心にお箸と格闘しながら召し上がっている姿は何だかとても微笑ましい光景だった。

以前、この国の若い子たちが、互いのケータイを覗きながら、エモージーがどうのこうの言っているのを耳にして話の前後関係はわからなかったので、何?スムージーの話?とか思って聞き耳をたてると、どうも絵文字の事を話していることが判明。その後試しに知り合いの英国人に「エモジ」の事を聞くと、「?」と言う顔をする。「テキストメッセージとかで使う記号よ。笑い顔とかハートとかあるでしょ?」と聞くと「アァ、エモ~ジ~~」と言う。あのね、エ・モ・ジと言うの、日本語なの、と説明したがあんまりアタマに入った形跡はないので、彼女にとっては絵文字は今後もずっとエモ~ジ~なのだろう。

でもこう言う文化のグローバル化は微笑ましい。☺️

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今日から夏時間『ロンドン・コーリング/Nomad Lifeを生きる』

3月31日英国では夏時間に切り替わった。これからどんどん陽が長くなる開放感のある季節がやって来た。

去年の今頃からずっと2019年3月29日に英国はEU離脱するものと思って来たのだが、いまだに動向がはっきりしない。もしかしたら早々に同意なし離脱してしまうかもしれないが、ずっと言われ続けて来た3月29日離脱は成らなかった。決めたようにいかない人生の縮図みたいだ。

英国の今日は母の日でもあった。

スーパーのお花のセクションは母の日用にチューリップの花束がたくさん置かれていた。チューリップに限らず花はオランダからの輸入主流だ。

離脱後高嶺の花にならないで欲しいナ。

公園には私の母が好きだった紫の木蓮が美しい。

 

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意外と大人げない英国政治『ロンドン・コーリング/Nomad Lifeを生きる』

英国の政治と聞くと質実剛健、秩序正しく渋い大人のイメージがあるが、これが大間違いな印象であったことに気づかされたのがBREXIT/EU離脱を巡る壮絶で大混乱を引き起こしているこの国の政治家達だ。

メイ首相も最初はこれだけみんなから叩かれながらも、まぁしぶとく頑張る人だなぁ、とお気の毒感もあったし、その強さは認めてあげたら?とか思っていたが、これは結局党内部の葛藤と彼女の野心で、ここまで踏ん張るのだと最近明らかに感じる。でも彼女の代わりに誰が居る?

この人だったら今の混迷を引っ張っていけると思える政治家は居ない気がする。みなさん、自分自身の野望で満ち満ちていている。そしてやることが子供っぽい。全くヤレヤレである。

EUの中の大国がこのような状況に陥って他のEU諸国への迷惑やビジネス全体への不安を生み出して、将来大変なシッペ返しを喰わないことを祈らざるにはいられない。

閑話休題

今年初めから煩わされている左膝がどうにも良くならない。緊急病院でもらったエクササイズをきちんとやっても改善せず、左膝をかばって歩いているせいか、今度は右の股関節が痛む。

前のブログでなかなかGP(かかりつけ医)の予約が取れないとボヤいたが、つい最近オンラインサービスの一環でGPの予約もインターネットで取れるようになったことが判明。早速予約をとり1週間後の昨日受診に至った。まずは両膝と右股関節のレントゲンをとって、その結果を見てMRIをするか決めるそうだ。フィジオセラピーの要請も出してくれた。これは予約がもらえるまで時間がかかると思うが、プライベートで何回も行く余裕はないのでとても助かる。(プライベートでは1回2万円程度)来週指定された病院へ出向きレントゲンを撮る。

お国は大混乱だが、こうして英国の医療システムの恩恵を受けられることに感謝している。

 

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ハンドケアと「闇夜の恋」『ロンドン・コーリング/Nomad Lifeを生きる』

先月誕生日プレゼントに友人から「演奏家は手のケアは真剣にやるでしょう?」と高価なハンドクリームをもらった。

手のケアの話から祖母のことを思い出した。

和裁の先生をしていた祖母。

器用な手。親指の爪が小さくて四角いのが印象的だった。

その手は白くて柔らかくてホチャホチャしてた。

「今だって『闇夜なら恋』は出来るよ」と祖母。

小学生の私にはハテナマークが残ったが

何となくその言葉がずっと記憶に残っているということは

子供ながらにジューシーな言葉なんだって感じたのだろう。

 

その私も『闇夜の恋』のお年頃。

明治生まれの祖母の言葉はかなり飛んでる言葉だったんだなぁとつくづく思う。

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